春めいてきました。
今年の桜は、きれいに咲く姿をみせてくれても、はやり病を背景にいつもとなにか違うような、違わないような心持でながめていました。でもこちらの心情に関係なく咲いてる姿にも安心するような気持があったのですが、たまたま目にした文章をみて、繰り返して読んだ詩。
偶然ってやつは、ぽんぽんと軽く肩を叩いていくように、なにかを投げかけてくれます。
一
薔薇ノ木ニ
薔薇ノ花サク。
ナニゴトノ不思議ナケレド
ニ
薔薇ノ花ナニゴトノ不思議ナケレド
照リ極マレド木ヨリコボルル
光リコボルル
「薔薇二曲」『白金之独楽』北原白秋
玄関を開けると目の前に在るお向かいさんの駐車場に咲く桜。今年は夜になるとスポットライトというお向かいさんの計らい。
4月4日、スーパームーン前日のお月さんと一緒に愛でる心地よいひと時。