店と修理を別な場所から、同じ場所で。
それが次の場所。
店と工房。ともに興じる空間ですが、異なのか同なのか。
そこに介在するのは、モノと自分の存在は変わらないものの、
その空間を取り巻く意識的なものは、異なのか同なのか。
ちょっとしたスイッチを入れ替えるだけで、異にも同にもなるのでしょうけど。
興じる感覚の受け方が静なのか動なのかでも変わるものかもしれません。
雨傘をさし、海の店を覗く後姿。青が白地のバックに映えています。
前回初めて海の店で行った企画展に一緒に参加した、虹のいろいろ、蒼さんの写真。
晴れ、雨、天気はそこに関係なく、そこにあるのは色彩を伴う一描写。それをいい写真だなと感じました。
それが陽のまばゆさをさえぎるためでも、それが雨露しのぐための場合でも。
見たときの感覚次第で、傘をさす背景を、晴れ、雨、きまぐれなどと見る側が感じる自由。
それと同様な感覚で、これから作り上げる次の場所をみている自分がいます。
実際としては、まだ作っていないその空間にわくわくしつつ、作れていない空間にやきもき。
そんな心境下で次の場所の絵空事を描き、この数か月過ごしてきましたが、
ようやく、少し容をもって活かせそうです。