最近、気になっているのが、キャンドルでした。倉庫に一度キャンドルを灯したいキャンドルホルダーがあって、そのことで北海道でキャンドル製作をしているSTELLA  LUCEさんとやりとりをしてる間にふと気づいたことありました。

店内を見回すと、意外にキャンドルホルダーやランタンなど灯火具が多いことに。いろんなところで仕入れていて、多分無意識というか、単純に好きなんでしょうね。材質もエナメル、ブラス、ピューター、ブリキ、コッパー、アイアンなど。

よくよく考えると、自分が扱う家具のいくつかは、キャンドルやランタンの灯で照らされてきた時も過ごしてきたものです。だからキャンドルホルダーを家具においても自然です。相性がいいなと感じます。当時の生活空間の中では普通だったものを、知らず知らず切り離し、個としてものを見てたから、はっとしてその関係を再認識させられました。

ガス灯がともり、電気が普及し、省電力とLEDがもてはやされている昨今、キャンドルは実生活では常用なものではなくなっています。これは反省もあるんですけど、店で扱いながら、自分の中ではキャンドルホルダーの雰囲気、灯がともされている妄想の中の世界で満足してた感がありました。

でも実際には演出として灯して食事をすることあれば、灯でまったりすることもあったり、キャンドルナイトなどいろいろなイベントが行われています。ただ灯をともすだけのものだけでなく、キャンドルそのものの表情をみせるように努力している人もいます。キャンドルホルダーの代わりになる小物も意識してみれば、身の回りにあったりもします。

それぞれの使い方もあれば、接し方もあると思いますが、この時代だからもっとキャンドルを身近に使っていきたいなと思いました。使ってこそ伝えられたりするものも。 でも火事だけは注意ですね!

店の前で行われる今年の花火大会の日は、キャンドルの灯だけで営業してみよう考えてるので、そのときは覗いてみてください。灯に照らされる家具や小物がまた違う顔をみせてくれると思います。